一五一会を弾いてみよう
一五一会は誰でも簡単に弾ける楽器ですが、弾くためには3つの要素が必要になります。
調弦・押弦・打弦です。この3つの要素はとても簡単なことではありますが、楽器初心者にとっては、最初にぶつかる壁でもあります。

【調弦】(チューニング)
一五一会には4本の弦が張られています。この4本の音の響きを調整して、きれいな和音にする作業がチューニングです。
ギターや一五一会のような弦楽器にとって非常に重要な作業です。
チューニング方法は大きく分けて2通りあります。
1つは、音叉やピッチパイプと言った基準音を出す道具を使い合わせていく方法。
もう1つは、チューナーと呼ばれる測定器を使う方法です。
どちらの方法でも、糸巻き(ペグ)のツマミを回すことによって音程を上下させて合わせていきます。音程感覚が身につくまではチューナーを使う方が快適に作業を行えます。
音叉やピッチパイプを買われる場合、基準にしたい音が出せるかどうか確認してください。
(一般に手に入る音叉はA(440Hz)という基準音のものがほとんどです。)

音叉・ピッチパイプによるチューニング
まず、音叉・ピッチパイプの基準音をもとに、あ弦の音を合わせます。
この際、オクターブを間違えると弦の張りが適正でなくなり、弦が切れたりします。
例えばあ弦をA(ラ)に合わせる場合、基準音440HzのA(ラ)=あ弦の音ではありませんのでご注意ください。A(ラ)なのにA(ラ)じゃないなんて意味が分からないと思われるかもしれませんが、これはオクターブと言う考えが抜けているためです。ピアノの鍵盤を思い出してください。音階とはド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドだと習ったはずですが、ならばピアノの鍵盤はあんなに長い必要はありません。あれはつまり、前と後ろ(音楽的には上と下)にさらにド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドがつながっているのです。
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・・・と目がおかしくなるようなふうにです。これはつまり、「ラ」が1つではないと言うことです。
ちなみにAで合わせる場合、あ弦の音はA=110Hzとなるのですが、これは基準音440HzのAよりも2オクターブ低くなります。
(すこしややこしいと思われた方にはチューナーの使用をお勧めします。)
一五一会の調弦ではベーシック・音来のあ弦の基本音はG(ソ)、奏生のあ弦の基本音はC(ド)となっています。出荷時の状態で調弦可能な範囲は上下に1音づつ、ベーシック・音来ではあ弦がF(ファ)〜A(ラ)、奏生ではあ弦がG(ソ)〜C(ド)です。
残りの弦は下の図のように合わせて行きます。


チューナーによるチューニング
チューナーの表示に従って各弦の音を合わせていきます。(各弦の音は下図を参照してください。)
多くのメーカーから様々なチューナーが出ています。細かな機能についてはそれぞれの取扱説明書におまかせして、ここでは選ぶ際の注意点をあげます。
○○専用オートチューナーと呼ばれるものの中には決まった調弦にしか対応していないものもあります。また、「オート」といった名前はいかにも楽そうですが、どの部分がオートなのかによって一五一会などには使いにくいものもあります。
一五一会用のチューナーを選ぶ際の一番のポイントは、
「一音一音の測定が可能である」ことです。あとは、上の文章でもふれた「オクターブ」が表示できるものも分かりやすいと思います。
メーターの動きや表示方法はメーカーそれぞれでいろいろな方法をとっていますので、楽器店などで実際の動作を確認して自分に合ったものを見つけてください。

意外と忘れられがちなこと、 「誰もが自由に音楽を楽しむ」ことをお手伝いできたらと考えています。