一五一会を弾いてみよう
調弦が終わったら、いよいよ演奏の開始です。
曲にとって重要な要素であるコードが押し弦によって作られます。
曲を気持ちよく演奏するためにはスムーズなコードチェンジが重要になってきます。
ギターの場合、コードを押さえる指の配置が複雑で、覚えるまでに時間がかかってしまったり、曲の途中で頻繁につっかえてしまう・・・。これではなかなか気軽に楽しめません。(反面、複雑な音色を出すことが可能で、曲の表情を豊かに表現できます。)
一五一会の特長、“人差し指1本で弾ける”とは、人差し指でまっすぐ押さえるだけでコードが奏でられると言うことなのです。
一五一会の楽譜を見ると、歌詞の上に漢数字が書いてあります。
この数字の位置へリズムよく指を移動してリズムに合わせてコードを鳴らしてみてください。

きれいな音を出すには
1.フレットの少し上側(ヘッド側)を押さえる
弦のきれいな音を出すには、弦の振動を妨げないことが重要です。
一五一会の指板にはフレットと呼ばれる金属棒が、音程間隔にしたがって打ち込まれていますがここからサドルまでの間に触らないようにするわけです。
ただしあまり上側により過ぎるとやはり良い音が出ません。
2.力を入れる方向。
理論上は垂直に力が入れば理想的ですが、手にはあまり楽な方法ではありません。実際には斜め上に力を入れる感じで押さえた方が楽に押さえることができます。
あまり力みすぎると弦が引っ張り上げられて音が狂うことがあります。そこまで強く押さえなくても大丈夫です。コツをつかんでください。
弦の硬さに慣れないうちは長く弾いていると弦があたる部分が痛くなると思いますが、慣れてくるとあまり気にならなくなるはずです。
女性や子ども、老人の方など、指に力が入りづらい場合は、張っている弦のゲージ(太さ)を細くすると押さえやすくなります。(ゲージ交換の際は場合によっては本体の調整が必要になります。)
また、ナイロン弦が張ってあります“奏生”、及び“音来”のガットバージョンもございます。音色に違いはありますが、鉄弦よりナイロン弦の方が楽に押さえられます。

意外と忘れられがちなこと、 「誰もが自由に音楽を楽しむ」ことをお手伝いできたらと考えています。