ポリシー

年月を重ねても色あせないデザイン、使い込むほどに深みが増す音色・・・。
先代社⻑ 故・⽮⼊一男(1932年~2014年)

ヤイリギターの歴史は1935年、創業者の矢入儀市が木製楽器製作を手がける「矢入楽器製作所」を起こしたことに始まります。しかし、ほどなく第二次世界大戦が始まり、楽器の需要はほとんど皆無に。矢入楽器製作所は砲弾を収める木箱など、木製品であれば仕事を選ばず何でも作っていました。

転機が訪れたのは、2代目の矢入一男が入社した頃。一男は、取引先の知人から聞いた「これからは日本もギターを作って売る時代になる」という言葉に大きな未来を感じ、単身アメリカへ。本場のギター作りを学び、帰国後、1965年に「ヤイリギター」を設立します。メイド・イン・ジャパンのギターブランド「K.YAIRI」が誕生した瞬間でした。

私たちが作りたいのは、世代を超えてずっと愛され続けるギター。年月を重ねても色あせないデザイン、使い込むほどに深みが増す音色・・・。そんな1本をプレイヤーの方に手にしていただくために、材料である天然木の品質にこだわり、30人ほどのクラフトマンによる多種少量の手工生産というスタイルを1970年代から守っています。1日に生産できるのは20本程度。「small beautiful」をポリシーに掲げ、機会あるごとに「後世にまで残るのは本物のみ」と語っていた矢入一男は2014年3月に惜しまれつつ永眠しましたが、その志と職人技は、工房を守る職人たちに確実に受け継がれています。

6つのこだわり

1st Strings木は生き物

5年以上もの歳月をかけ、自社倉庫で十分に自然乾燥させたギター材のストックは、ヤイリギターの大切な財産のひとつ。天然木は年輪や色、節など、ひとつとして同じものはありません。そんな木の個性を熟練のクラフトマンが見極め、どの部材として使うかを選別するところから、ヤイリのギター作りが始まります。

2nd Stringsフィット感の秘密

「本物を作りたい」。これは、先代の矢入一男が初めてギター製作を手がけて以来、継承し続けている変わらない思い。とりわけネックシェイプには、試行錯誤しながら培ってきた手仕事の技が凝縮されています。そのこだわりはきっとギターを握った瞬間、絶妙なフィット感とともに感じていただけることでしょう。

3rd Strings美しさへの思い

音楽を愛する方々の傍らに、かけがえのない存在として寄り添うギター。だからこそ、普遍的な美しさと、心も温かくなるようなたたずまいを大切にしています。ボディは滑らかでやさしい曲線を描き、ヘッドを彩るインレイやナットといったパーツも一つひとつ吟味して。ヤイリギターのものづくりは妥協を許しません。

4th Strings音色へのこだわり

ヤイリのギターは、製作に必要なおよそ3カ月間、作業の合間には温度・湿度を最適に調整したシーズニングルームで、大音量でクラシックなどの音楽を聴かせます。これは、ボディに音の響きを覚え込ませるためのもので、いわば妊娠中のお母さんがお腹の赤ちゃんに行う胎教と同じ。発案者の矢入一男は「天使が宿る時間」と呼んでいました。

5th Strings技術を継承すること

ギターはシンプルなフォルムですが、形づくるのにとても多くのパーツと細かな手仕事を必要とします。その職人技を次世代へつなぐことも、私たちの大切な使命。培った技術は手から手へ。ヤイリギターにはギター作りひと筋という熟練の情熱と、ものづくりに魅せられた若いエネルギーが日々、好循環をなしています。

6th Strings生涯修理サポート

私たちは、ギターを通じてお客様とずっと長くお付き合いをしていきたいと考えています。だから、製品には永久品質保証をお付けし、可能な限りメンテナンスとリペアに対応。もしも調整や修理が必要になりましたら、お気軽にご相談ください。
※修理・調整は内容により有償となります。ご不明な点はお電話にてお問い合わせください。